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外壁塗装における減価償却とは?その仕組みを解説します!

2022.12.04

外壁塗装の工事費用の計上はどのように行っていますか。
マンションやアパートを所有している場合、工事費用を確定申告する必要があります。
計上方法の一つに、減価償却があります。

そこで今回は、外壁塗装における減価償却の仕組み、減価償却で計上するメリットとデメリットを紹介します。

 

□外壁塗装における減価償却の仕組みとは?

外壁塗装を行った場合、「修繕費」と「資本的支出」のどちらか適当な方で費用を計上します。
そして「資本的支出」に該当する場合は、減価償却を行う必要があります。
ではどのように修繕費か資本的支出かを判断するのでしょうか。

雨漏りの修理や、外壁のひび割れの補修など、一部分の修繕で元の状態に回復させる工事の場合は、修繕費として処理します。

一方で、外観のデザインの変更や建物の資産価値を高めるために行う工事は、資本的支出として処理します。
建物の資産価値を高める工事の一例として、遮熱塗料の利用があります。
ただし、資本的支出でも、支出額が20万円未満の場合、おおむね3年以内の周期で工事が行われている場合は、修繕費として計上できます。

また、どちらか判断が難しい時は、支出額が60万円未満、もしくは修繕の対象となった固定資産の前年12月31日における取得価額のおおむね10パーセント相当額以下である場合は修繕費となります。

 

□外壁塗装を減価償却で計上するメリットとデメリット

ここでは、外壁塗装を減価償却で計上するメリットを2つ、デメリットを1つ紹介します。

メリット1つ目は、赤字防止につながり、融資が通りやすくなることです。
減価償却として数年に分けて費用を計上することで、一年あたりの負担額が少なくなり、赤字防止になります。

2つ目は、節税効果が期待できることです。
具体的には、経費を増やして収益から利益分を減らしたり、青色申告特別控除や小規模企業共済等掛金控除を利用したり、家族を役員にし、法人化して収益を分散したりなど、税率を下げるには以上の3つの方法があります。
どれも計画的に進める必要があるため、入念な収支計画を立てましょう。

デメリットは、毎年計上する手間がかかることです。
一括で計上できないため、財務処理の手間がかかってしまいます。

 

□まとめ

今回は、外壁塗装における減価償却の仕組み、減価償却で計上するメリットとデメリットを紹介しました。
費用の分類は大変ですが、メリットもあるので取り組んでみてください。
当社は、島原市、雲仙市、諫早市周辺で外壁や屋根、雨どいの塗装を行っています。
塗装に関するお悩み、ぜひ一度当社にご相談ください。