紫外線に強い色は?外壁の色あせ予防につながる!
2023.12.08
新しい家を建てる予定の方や、家の外壁の塗り替えを検討している方々にとって、外壁の色あせは防ぎたいポイントですよね。
特に、日差しが強い地域にお住まいの方や、家の色あせに敏感な方にとっては、この問題は避けて通れないものでしょう。
そこで今回は、外壁の色あせの主な原因と、紫外線に強い色の選択について紹介します。
□外壁の色あせの原因は紫外線?
1.紫外線による色素の劣化
外壁の色あせの一番の原因は、紫外線による色素の劣化です。
紫外線は、外壁を構成する顔料の原子を破壊し、その結果色が変わりあせてしまいます。
特に日当たりが良い場所では、この劣化が顕著に現れます。
例えば、南面の壁だけが色あせているように感じる場合、これは紫外線による影響が大きいと考えられます。
2.化学変化による変質
化学変化による変質も、色あせの原因として挙げられます。
特に金属では、化学反応により色が変わることがあります。
例えば、鉄が錆びて赤や黒に変色するように、酸素や水、日光などの影響で素材自体が変質し、それによって色が変わってしまうのです。
このような化学的な変化も、外壁の色あせに大きく影響しています。
□紫外線に強い色あせしにくい色とは
*紫外線に最も強い白
紫外線に最も強い色として、まず挙げられるのがホワイト・白です。
白は光を吸収しにくい性質を持っており、そのため紫外線のダメージを受けにくいのです。
さらに、白は色あせが目立ちにくい色でもあります。
ただし、白い外壁は汚れが目立ちやすいデメリットもあります。
外壁の美観を保つためには、デメリットを理解しておきましょう。
*実は色褪せしにくい黒
次に、紫外線に強い色として挙げられるのがブラック、すなわち黒です。
一見すると光を吸収しやすいため、色あせしやすいと思われがちですが、実は黒の顔料であるカーボンブラックは光による分解が起きにくいため、色あせしにくいのです。
しかし、黒もまた汚れが目立ちやすく、色あせが起きた場合には目立つ点がデメリットです。
*光を反射しやすい青
紫外線に強い色としてブルー、つまり青も挙げられます。
青は光を反射しやすいため、紫外線の影響を受けにくい色です。
しかし、青もまた劣化が目立つ色であり、その点では黒と似た特性を持っています。
白と比較すると、劣化の目立ちやすさが異なる点が特徴です。
□まとめ
今回は、外壁の色あせの原因と紫外線に強い色について紹介しました。
色あせを防ぐためには色の特性を理解し、適切な色選びが重要です。
外壁の美観を長期間保つためには、色の選択だけでなく、定期的なメンテナンスも欠かせません。
当社は雲仙市、諫早市、島原市周辺で外壁塗装を行っておりますので、外壁の色あせが不安な方はぜひご相談ください。