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屋根に用いられる瓦の種類と役割について解説します!

2023.09.19

屋根に用いられる素材はさまざまですが、その中でも瓦に着目してみましょう。
一言に瓦と言っても、素材や形状によって特徴が異なります。
また、瓦の持つ役割を把握することで、屋根リフォームや家づくりの際の参考になるでしょう。
今回は、屋根に用いられる瓦の種類や名称、役割についてご紹介します。

□瓦の名称と種類について

*釉薬瓦(ゆうやくがわら)

釉薬瓦は、屋根に用いられる瓦の中で最も一般的なもので、名前の通り釉薬と呼ばれる薬が塗布されています。
釉薬はガラス質なので、瓦に塗布することでツヤを生み出し、さらには好きな色に仕立てることも可能です。
また、年月が経ってもツヤが維持されやすいので、美しい外観を保てるのです。

さらに、雨水が浸入しにくくなるので屋根の耐水性がアップし、屋根の下地部分が傷みにくいというメリットもあります。

*いぶし瓦

いぶし瓦は、お寺の屋根に用いられることの多いものです。
釉薬瓦と同じく、粘土で形を作るまでは同じですが、そのあとは窯の中で”いぶす”ことで深みのある黒色をつけています。
重厚感があり耐久性も高いですが、非常に高価で知られています。

*素焼き瓦

粘土で形作った瓦を、そのままの状態で焼き上げた瓦のことを指します。
そのため、色が全体的に赤っぽいのが特徴です。
他の瓦と比べて軽量かつ、耐久性にも優れています。

□屋根瓦の持つ役割とは?

1. 雨漏りを防止する

瓦は、水を吸いにくく形状変化も起きにくい素材ですので、雨漏りの心配は不要です。
また、瓦の表面のコーティングにより、水を弾く性質もあります。
これによって、雨が素早く流れ落ちてくれるのです。

雨漏りしてしまうと、屋根のリフォームで手間や費用がかかってしまうので避けたいところです。
屋根の素材に瓦を用いることで、

2. 防火性を高める

粘土からできている瓦は、熱に耐性があるので火災が起きても、火が燃え広がりにくい特徴を持ちます。
近隣の家で火事が起こり、屋根に飛び火したとしても大きな火事を防いでくれるのです。

3. 防音性が高い

瓦の場合、雨が降った際に雨音が伝わりにくくなり、生活における快適性がアップします。
寝る際や集中したい際に、雨音を煩わしく感じることも減るでしょう。

4. 外観が良い

瓦は、色に深みがあり重厚感があるので、家全体の印象に重みを加えてくれます。
また、日本独特の美しさを感じられるのもメリットです。

□まとめ

瓦の種類や名称は多く存在し、それぞれ色味や特徴が異なります。
また、瓦自体に雨漏り防止、防火性・防音性アップ、外観を良くするなどの効果があり、家の屋根に導入することで生活快適性が上昇します。
雲仙市、諫早市、島原市周辺で、屋根リフォームをお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。